pbuilderで特定のディストリビューションのchroot環境を作成
はじめに
Ubuntu 18.04上のpbuilderでUbuntu 16.04用のchroot環境を作成するというようにホストと違うディストリビューションのchroot環境を作成する手順のメモです。
といっても pbuilder
の --distribution
オプションを指定するだけです。
Ubuntu 16.04のchroot作成例
--basetgz
無しで作成したchroot環境 /var/cache/pbuilder/base.tgz
はホストと同じUbuntu 18.04にしているので、 --distribution
オプションとともに --basetgz
オプションで違うファイル名を指定します。
以下の例ではついでにIIJのミラーからインストールするようにしています。
sudo pbuilder create --basetgz /var/cache/pbuilder/xenial.tgz --distribution xenial \
--components 'main universe' --debootstrapopts --variant=buildd \
--mirror http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/ubuntu/archive/
さらについでにホスト側もIIJのミラーを使うように変更する手順もメモです。
sudo sed -i.bak -e 's|http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu/|http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/ubuntu/archive/|' /etc/apt/sources.list