macOS High SierraとUbuntu 18.04でVeraCryptを使う
はじめに
VeraCryptでデータパーティションを暗号化してみた ではWindows 10とUbuntu 17.10のデュアルブート環境でデータ用パーティションをマウントするというのを試しましたが、今回はmacOS High SierraとUbuntu 18.04のデュアルブート環境で試しました。前回と違うところだけメモしておきます。
データ用パーティションのフォーマットはexFATにした
gerard/ext4fuse: EXT4 implementation for FUSE というのを見つけたのですが現状は読み取り専用とのことなので見送りました。
FAT32よりはexFATのほうがファイルサイズの制限などもマシなのでそちらを使うことにしました。
macOSにVeraCryptをインストール
VeraCrypt のダウンロードページ からmacOS用のインストーラをダウンロードしてインストールするのですが、そこに書いてあるように先に FUSE for macOS をインストールしてからにします。
macOSログイン時にお気に入りを自動マウント
自動マウント用のスクリプトを書いてシステム環境設定の「ユーザとグループ」にある「ログイン項目」に設定しようかと思ったのですが、 terminal - Can Login Items be added via the command line in High Sierra? - Ask Different とそこからリンクされている Can’t remove ‘unknown login items’? - Apple Community を見るとHigh Sierraでは挙動がおかしいらしいです。
また Customizing Login and Logout というのも見つけたのですがdeprecatedらしいです。
ということで、そこからリンクされている Creating Launch Daemons and Agents のLaunch Agentsで対応することにしました。
以下の内容で ~/Library/LaunchAgents/veracrypt.auto-mount-favorites.plist
というファイルを作成します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
<key>Label</key>
<string>veracrypt.auto-mount-favorites</string>
<key>ProgramArguments</key>
<array>
<string>/Applications/VeraCrypt.app/Contents/MacOS/VeraCrypt</string>
<string>--auto-mount=favorites</string>
</array>
<key>RunAtLoad</key>
<true/>
</dict>
</plist>
以下のコマンドを実行して設定を反映します。
launchctl load ~/Library/LaunchAgents/veracrypt.auto-mount-favorites.plist
これでログイン時にダイアログが表示されて、お気に入りを自動マウント出来ます。 ダイアログは2つ表示されます。1つめは管理者権限になるために自分のユーザのパスワードを入力し、2つめはVeraCryptでパーティションを暗号化した時に設定したパスワードを入力します。
Ubuntu 18.04にVeraCryptをインストール
前回同様 Encryption software : Unit 193 のPPAを見て見るとUbuntu 18.04用のパッケージも提供されていたのでこちらを使わせて頂きました。
sudo add-apt-repository ppa:unit193/encryption
sudo apt update
sudo apt install veracrypt
インストールして使っていると libcanberra-gtk-module というモジュールが見つからないという警告が出ていたので追加でインストールしました 。
sudo apt install libcanberra-gtk-module