HomebrewのPython2とPython3でvirtualenv環境を作成する手順メモ

はじめに

ここしばらくriywo/anyenvyyuu/pyenvでPython 2.7.10をPython 3.4.3を使い分けてきたのですが、私の用途だと2系と3系の最新だけ使えればいいことがわかりました。

そこで、pyenvを止めてhomebrewのpython2と3を使うことにしました。自分用にPython2のvirtualenvとPython3のvenvで仮想環境を作る手順のメモを書いておきます。

事前準備

Python2とvirtualenvのインストール。

brew install python
pip install virtualenv

Python3のインストール。

brew install python3

インストールされるコマンドはpythonとpipがPython2用で、python3とpip3がPython3用となっています。

Python2の仮想環境の作成と有効化の手順

作業ディレクトリを作ってそこに移動し、venvというサブディレクトリにPython2用のvirtualenvを作って有効化するのは以下のようにします。

mkdir -p $(作業ディレクトリ名)
cd !$
virtualenv venv
source venv/bin/activate

Python3の仮想環境の作成と有効化の手順

Python3ではvirtualenvコマンドではなくPython 3.3で追加されたvenvという標準モジュールを使います。

作業ディレクトリを作ってそこに移動し、venvというサブディレクトリにPython2用のvirtualenvを作って有効化するのは以下のようにします。

mkdir -p $(作業ディレクトリ名)
cd !$
python3 -m venv venv
source venv/bin/activate

python3 -m venv venv の1つめの venv はモジュール名で2つめの venv は作成するサブディレクトリ名です。

source venv/bin/activate でvenv環境を有効化した後は python3pip3 ではなく pythonpip でコマンドを実行します。